離婚は正解?それとも失敗?

今は離婚も珍しくない時代。
そうはいっても地方によってはまだまだ
偏見が残っていることもあります。

女性同士でも「離婚」と聞くと
「負け組」「苦労する」といった
ネガティブなイメージが浮かぶ人
が多いでしょう。

もくじ

離婚して良かった?

私が離婚した当時、ママ友や友達に
口をそろえて聞かれたことがありま
す。

どんな質問かというと

ママ友

ねえ、離婚してよかった?

え?
・・・・(どういう意味?)

悪気はなく心配半分、そして興味半分
といった軽い気持ちで聞いたのでしょう。
その気持ちもわからなくはないです。

今と違ってそんなにインターネットが
普及しておらず、WEBサイトで離婚に
至った経緯が漫画などでオープンに語
られることのない時代でした。

そんな時に、同じような時に結婚し
同じくらいの小さな子供がいるのに
離婚に踏み切った友達が身近にいれば
気になるでしょう。

逆の立場なら私も興味半分で聞いてい
たことでしょう。

一通り私が離婚に至った経緯を聞いた
後、ママ友はだいたいこんな風に口に
しました。

ママ友

実はうちも離婚を
考えているんだよね。
なんかうちの旦那さ
・・・。

それからだいたい、自分がいかに夫や
嫁姑問題で苦労しているか、どれだけ
自分が正しくて相手が間違っているか
を話し始めました。

大なり小なりあるもの、話をしてくる
内容はどれも似たようなものでした。

取り立てて今すぐそれで離婚したいわ
けではないけど子供に手がかからなく
なったらいずれはというニュアンスで
した。

それを聞く限り、私の経験した離婚と
彼女たちが想像する離婚はとてもかけ
離れているのものだと気がつきました。

私の離婚の原因は元夫の金銭トラブル
そしてモラハラ、DVです。

はっきり言えば命にかかわったり
多額の負債を肩代わりさせられそうに
なり、このままじゃ私も子供もそして
実家にまでトラブルが起こるかも?
という状態でしたので、
「今すぐ、1秒でも早く離婚」
という選択肢しかない状態だったんです。

そんな私と、今は不満だけど
とりあえず一緒にいて、あとから
離婚しようかなと妄想しているママ友
さん達ではズレがあって当たり前で
しょう。

結婚生活を死ぬまで続ける?

離婚後の生活はそれなりに大変でした。
でもその経験で初めて分かったことも
とても、多かったです。

その中で一番大きな体験はどんなこと
も、自分の意志で決定していくという
ことでした。

共依存体質で誰かの言うことを聞いて
きた人生が長かった私にとっては、結構
大変な経験でもありました。

他にも

  • 未来を自由に選択できること
  • 自分を大切にすると
    我慢することがなくなること
  • 自分が自分を幸せにしていく
    ということ

自分の人生は自分で作り出すものなんだ
ということに気がついたのは離婚をして
半年くらいたったことでした。

それまでは、とにかく生活することで
精一杯でした。
その中でヒーリングやカウンセリングを
受けながら少しずづ気がついていきまし
た。

私自身、相手に合わせることは愛情の
一つの形だと思っていました。

鈴木

私の場合は100%すべて
元夫の意見で暮らしていた
ので、自分がありませんで
した。
でも、それが私の中で
いい妻という価値観でした。

自分の意見を言うことなく、相手の言い
なりの結婚生活を続けていても、もしか
して幸せに暮らしていけたのかもしれま
せん。

  • 自分では何一つ決めることもない
  • 夫の顔色を窺って言われたことだけを
    する
  • 我慢することが相手にとっても
    自分にとってもいいこと
  • 夫が私を幸せにしてくれる

結婚生活においてそれは当たり前だと
何の疑問もなく思っていたでしょう。

私さえ我慢すればいいんだと本気で
思っていましたし、母からもそう言われ
両親の亭主関白な関係を見て育った
私にとっては男尊女卑は当たり前で
なにも疑問を持っていませんでした。

どこの夫婦もそんなもんだと思って
いましたし、モラハラやDVがない時は
優しい人でしたので、怒らせる私が
子供なんだと思い込んでいました。

鈴木

典型的なモラハラ、
DV被害者の思考ですよね。

でもその渦中にいる時は
不思議なくらい全く
気がつかなかったんです。

きっと、離婚に踏み切らなければ
死ぬまで私が我慢する結婚生活が
続いていたでしょう。

正解の離婚、失敗の離婚の境目があるのなら

離婚の数だけそこに至るまでの
夫婦にしかわからないストーリーが
あるでしょう。

そこに誰かが無責任に成功、失敗の
ジャッジをしたがるかもしれません。

私も離婚前後に、ママ友から

私だったらこんなこと
で別れないけどね。

うちの両親もおなじ
ように苦労したよ。
子供だった私は
離婚されなくて
良かったと思ってる

最近のあなたの子供
の顔見た?
あれは愛情不足の
顔だよ?
もっと強くなりなよ。

と一方的に自分の意見を押し付けられた
りもしました。

でも、自分の意志で離婚を決めた
ので、何を言われてもブレることも
後悔することもありませんでした。

今この時の苦しみから解放されると
いう前向きな気持ちのほうが
大きかったからです

もし、自分の意志で離婚を決めず
なんとなく流されていたらもしか
したら後悔していたかもしれません。

自分が本当に心から望んだことではない
からです。

離婚前の結婚生活のレベルが恋しく
なったり、思った以上の不遇な扱いに
不満が出たりしていたかもしれません。

そして何より、依存体質の私なので
依存先を求めて同じような男の人を
選び子供をないがしろにしていた
母親になっていたかもしれません。

私にとってこの離婚は
人として当たり前の自由
自分のことを自分で選び決める
ということに気がついた出来事で
す。

離婚後、精神的に落ち込むことも
ありました。でも誰かの顔色を
うかがわずに過ごす毎日は本当に
幸せだと感じられました。

自分で決めるという当たり前

よく離婚の方が
結婚よりパワーが
いると言いますよね。

結婚はお互いの意志のすり合わせですが
離婚はたった一人で決断することの連続
です。

いろいろな人のアドバイスやWEBで
調べたりしながら情報をかき集めたりと
自分にとってどれが最高最善なのかを
選びそれに従って行動するかしないかと
いうことも自分一人で決定していきます。

共依存気味でいつも誰かが何かをしてく
れるのを待っていたり、言われたことだ
けをこなすことが当たり前だった私に
とっては本当に苦痛でした。

でも生まれて初めて本当の意味での自由
と責任を実感した時でもありました。

もちろん、選択を誤って痛い目にもあい
ましたし一時人間不信にも陥りました。

自分で人生を
未来を選択できる
幸せは何物にも
かえられません。

自分の人生を自分で自由に選択できると
いう当たり前のことを知ることができた
私にとって離婚したことは
「よかったこと」だと思っています。

自由に選択できることがあなたも
必ずできることを知ってください。
そしてその選択枠が無限だということも
知ってください。

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