夫が家事や育児に参加しない3つの真実


こんにちは
未来選択ヒーリングコーチ
鈴木マリコです。

Yahoo!トピックなどにはよく
夫か家事や育児に参加しなくて
妻が疲れ切っているといった見出しの
コラムがよく上がっていますよね。

本当に読んで欲しい夫側の男性があの
見出し記事で読んでくれているとは
思いませんよね。

他人事と思ってくれる男性はまだいい
方で、無関心で目にも入らないという
男性の方がまだまだ多い気がします。



もくじ

解決策はいつも「妻側の努力」だけ?

夫が家事や育児に全くノータッチという
ような悩み事の内容の記事は読み進めて
行くと大体妻側の意識や家事の改善方法
が書いてあると思いませんか。
他にも夫操縦法なんていうのもあります。

その中身はというと、どれも家事か育児
に積極的になる夫に変わるまでに時間が
かかるから焦らず、してもらったら大げ
さにしっかり褒めてあげてね。

なんて書いてありますよね。



その間に妻側として出来ることは

  • とにかく頑張りすぎない
  • お惣菜や宅配サービスを賢く使う
  • お掃除ロボットにまかせる
  • 干しっぱなしや洗いっぱなし
    など収納の手間を省く

 

なんていう解決策になっているのか
わからない話で終わっているものが
多いと思いませんか?


鈴木
これを読んでどう思いますか?

なるほど、これなら私にもできるし
家事の手間も省けるし、時短かな?
と感じますか?

それとも、結局妻側がやることが
前提の家事や育児の時短術じゃないと
思いますか?

なぜ夫が家事や育児をやらないのか
その真実は意外なところが原因だと
知っていますか?

1.当事者意識がない

2.家族という価値観

3.子供の頃の思い出


この3つが原因のケースがとても
多いです。

当事者意識のない夫側

食事の支度、あと片づけ、お掃除や
お洗濯などの家事で便利グッズを使っ
たり、手を抜くことで時短になったり
妻側の負担が減ることはあるでしょう。

でも、結局、買い物をしたり家電の
セットをしたりなどの、下準備をするの
は妻の仕事というご家庭が多いのではな
いのでしょうか。

これらの便利なものを使ったからといっ
て望んでいる夫婦の関係になれるかとい
うと本当にそうなのかな?と思いません
か?




主な家事は楽になるかもしれませんが
ちょっとした「名もなき家事」をやる
のは変わらず妻側かもしれません。

どうして、妻ばかりが家事や育児の仕事
がメインになるのかというとやはり夫側
の当事者意識の問題なのではないのかな
と思います。

仕事は自分が直接関わっていて、それが
成果や評価、賃金という形であらわれる
での当事者という意識は強いでしょう。

しかし、家に帰ってきた時には家族の一
員として家事や育児を担う当事者なんだ
という意識はあまり持ち合わせていない
でしょう。

目に見える評価や成果、結果としての
賃金や感謝の気持ちなどを感じられない
家事はもちろんやりがいも感じられない
のでしょう。

それよりも、こんな風に感じている
のが一番なのかもしれません。


夫側
外で頑張って仕事
をしてきたら
家は何もしないで
のんびりくつろぐ場所


という、どこか他人事というか、俺以外
の家族の誰かがやって当たり前のものと
いう意識なのでしょう。

これには育ってきた環境が大きく影響し
てきます。

夫が育ってきた環境やご両親の関係性は
そのまま夫が理想とする家族や妻との関
係性にダイレクト繋がっていて夫の結婚
後の価値観へとつながっています。

 


妻側
確かに!
よく義実家や義母と
比べられたり
俺の実家が普通だからと
いう言い方をします。

母親が一人で家事も育児もこなしていて
父親が全く手伝ってこなかった家庭に
育っている夫は無意識に
「家のことは女性がするもの」
とインプットされています。


鈴木
それが家族の正しい
在り方だと本気で
思っているんですよね
  • 妻側(母親側)がすべてして当たり前
  • 褒めることではない
  • 感謝することでもない
  • 家事や育児は女の仕事
  • 男は仕事をしてきているから
    家のことはしなくてもいい
  • 男は何もしなくてもいい

 

生まれ育ってきた中で両親の関係性から
こんな無言のメッセージを受け取ってい
ます。

なので、結婚後に共働きだとしても妻側
から家事や育児の分担の提案をされると
なぜ分担しなければならないのか理解で
きません。

中には自分の母親の例をだし
「おふくろは一人で全部やっていた」
なんて自慢気に言う夫もいるでしょう。



夫が子供の頃、毎日忙しくしている母親
のことを少しでも手伝おうという気にも
ならないという家庭環境で育ってきてい
るのなら、家事分担を持ちかけても
「なんで俺がしなきゃならない」
と損をした気持ちになってしまうことが
多いです。

これでは妻側に工夫を求める記事ばかり
なのも納得できますよね。

家族という価値観

二人で一緒に作った愛する我が子。
なのに、いまいち
「自分も子育てにかかわっている」
という当事者意識がなかなか湧いてこ
ないもの夫側が子育てに積極的でない
原因の一つですよね。

夫側はいくら自分の子供が出来たらと
いっても、つわりになるわけでもなく、
徐々に変化していく自分の心と体の変化
に戸惑うわけでもなく、出産の辛さを
経験するわけでもありません。

いきなり生まれたばかりの小さな赤ちゃ
んを抱っこした時
「父親になったんだ」
という実感がすぐ湧くのかと言われれば
大半の男性はそうでもないと答えるのか
もしれません。

また、おっぱいの張りや痛みなどと戦い
ながらも眠い目をこすり母乳をあげている
妻を見ながら、どこか他人事のように、赤
ちゃんがおっぱいを飲んでいる姿を見て
「へー!すげーなー!」
とか
「巨乳になってんじゃん!」
とか
「俺は飲めないなー」
なんて、頭の悪いデリカシーのない発言を
されて、軽く離婚が頭をよぎったなんて話
もよく聞きます。



二人の子供だからこそ、二人で一緒に大
切に育てて、新しい理想の家族を作って
いきたいという願いも、夫側の当事者意
識と妻側の時の当事者意識の温度差のせ
いで、大きな開きがあるのではないので
しょうか。

なぜこの温度差が生まれるかというと妻
側にしてみれば家族は自分と夫、そして
新しく生まれた子供の3人という意識に
対して夫側は家族というのは自分の実家
そこに嫁に来て子供も加わったという意
識が大きいからです。

これではいつまでたっても当事者意識に
なることはないでしょう。

子供の頃の満たされない思いが今に大きな影響を与える

自分の奥さんが母親になってあれこれ
子供の世話を焼くのを見ているうちに
自分も子供のような気になっている夫
も多いです。


夫側
それくらい
「お母さん」が
板についているって
褒めているつもり
なんだけど?


そう言われても妻側はちっともうれしく
ないということもわかっていない男性が
とても多いのでしょう。

 


鈴木
男性にしてみれば
「お母さん」という
のは誉め言葉に近い
ものなのかも
しれませんね。


でも、愛する人と結婚し二人の子供を
産んだ女性側としてはどうでしょう?

夫を男性より父親としてみる人も多く
いるかもしれません。。

こうなってしまうと今度は「家族」と
関係性になってしまってセックスレス
という問題が生まれるきっかけになっ
てしまったというご相談は割と多いの
も事実です。

セックスレスが原因で離婚を選ぶ夫婦
もいるくらいですので、「家族」と
いう意識は結構大きな問題だと思って
ます。

この「セックスレス」と「家族」という
お話は別の機会に書いていきたいです。

 

また、赤ちゃんに何かすると泣かれる
のが嫌だからお世話したくないという
理由を口にする男性もいます。

「泣かれる」という行為で、夫側は子供
が自分のことを受け入れてもらっていな
いと感じたり、責められていると感じて
いるのではないかと思います。

「まさか」と思うくらいばかばかしい
理由の一つですが、それくらい男のプラ
イドは高いのです。
そしてとても打たれ弱い生き物でもある
でしょう。


特に母親としてのあなたと自分の子供の
関わりを通じて夫の中のインナーチャイ
ルドが刺激されることもよくあります。

小さい頃、ご両親にあまり褒められてこ
なかった人は子育てを通じてその褒めら
れたい気持ちを思い出します。

他にもあまかやされてこなかった人は
甘やかされたいという気持ちが出てきま
すし、我がままを言えば叱られ、いい子
でいることを求められ、その期待に応え
てきた人は我が子にも同じものを求めま
す。

 


鈴木
その反対もあります。



自由に過ごす我が子をみるたびに

「俺は叱られたのになんでこの子は
許されるのだ!」

という不満が出てきて子供を必要以上
に責めたりすることもあります。

どちらも、子供の頃の満たされなかった
気持ちを我が子を通じて思い出すのです。

その中に母親が何でもしてくれていたり
何もしなくていいと育てられた男性は

愛されていること=何でもしてくれる

という価値観があります。


夫側
旦那の世話をするのは
妻の愛情表現だと思っています。

夫側
俺を愛しているから
どんなことをしても最終的には
赦して受け入れてくれる
母親や両親を通じてこんな関係性を築い
てきているので、結婚した時や子供がで
きた時

「家族」という価値観
「母親」という価値観

を無意識にあなたとの関係性にあてはめ
ていることが多いです。

女性に、特に母親という人にはなにをし
ても無条件で許されると思っている男性
も多いのではないのしょうか。

それが一度の酔った勢いの浮気だったり
DVだったりにつながることも決して
珍しいことではありません。


鈴木
ちょっと恐ろしい
話しですが
それくらい、
育ち方は影響しています。
 
 

夫の価値観を変えない限り夫婦の関係性は変わりません

外国のように小さな頃から自立を
そくすような親子関係を作り出してきて
いる親子関係で育っているのなら
自然に両親に感謝の気持ちや手伝おう
という気持も湧いてくるでしょう。

そして結婚後もパートナーと
そのような関係性を作り出していく
努力を惜しまない男性に成長して
いるかもしれません。


でも、「嫁」「家」という価値観が
ベースにある日本の家庭で育ってきた
夫だと結婚後の家事や育児の完全分担
などは難しいのかもしれません。

それよりも、まず家事分担や育児につ
いての真剣な話し合いをすることすら
難しいかもしれません。


妻側
夫は
「その時出来るほうが
すればいい」
って言うけど
絶対忙しいとか言って
やらなそう

 


妻側
大体
「協力」とか
「参加」とか
お手伝い感が
最初からあるのが嫌

妻側
家事も育児も
人がいる時だけ。
なのにイクメン気取り
なのがムカつく!
 

妻側
女性が同じことをしても
誰も褒めてくれないのに
どうして男性がやると
褒めるの?
こっちが褒めてって言えば
女の仕事って!
 
そんな風に不満を抱えてしまうのも無理
はありません。
これは根本的な解決策といえば夫側の意
識を変えるしかないことでしか解決でき
ない深い問題でもあると私は思っていま
す。

ただ、どんなにあなたが変わっても、夫を
変えることは出来ません。

そういう意味では妻側が家事や育児で便利
グッズなどを使っていろいろな工夫をして
いくしかないと思うのも無理はありません。

でも、少しでも夫と一緒に家事や育児をし
たいと思うのなら

「なぜ、夫と一緒に家事、育児をしたい」

と思うのか、本当の気持ちを知ることで
夫に別の角度から家族について話が
出来たり、あなた自身のもつ夫婦や子育
ての価値観、夫や夫婦関係、家族の未来
が変わり始めるきっかけになることもあ
ります。

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