知らないから「恐怖」が生まれる
「異例尽くし」で「前例のない」
今まで誰も経験したことのない
オリンピックが開幕しました。
キット、オリンピックが終わってすぐ
そして、数年後、数十年後と評価は
時代の流れとともにどんどん変わってい
くでしょう。
今はただ、金メダルを目指して頑張って
きたアスリートたちの健闘を祈り、称賛
を送り応援していきたいですよね。
もくじ
わからないから怖い
コロナ禍の中で開催する五輪は
世界中の誰にとっても「初めて」の経験
感染対策から始まり、どのくらい感染が
影響するのか、開催後の世界や日本は
どうなっているのか?
誰にもわかりません。
ワクチンについてもそうです。
初めてのワクチンに対して接種する自由
摂取しない自由という選択をするという
経験も初めてです。
接種後はどうなるのか?
影響はどれくらいなのか?
恩恵はどれくらいなのか?
わからないことだらけです。
コロナに罹患されたした人や予防接種を
うけた人の体験談を「なるほど」と聞い
たり、読んだりしたところで、どれが
自分に最も当てはまるのか全くわからな
いという状態です。
そして、この世界的パンデミックが
いつ終息するのかすらわかりません。
この「わからない」は恐怖を生みます。
ほんの小さなろうそくの炎程度ですが
あなたの胸に消えることなく灯りつづ
けることで、あなたは恐怖に支配されて
います。
「わからない」は「知らない」と同義語
です。
「知らない」から何をどうしていいかわ
からない。正解も失敗すらもわからない。
基準を知らないから比べることもできな
い。
この「わからない」こそが恐怖の正体で
す。
五輪を闘っているアスリートの中には、
このパンデミックの中での数年を
「恐怖との戦い」だったという風に語る
ことがあります。
自分が負ける原因がわからなくて
「怖い」
負けてしまうことが「怖い」
これでいいのかという葛藤から
生まれる「恐怖」
「恐怖」は人を立ち止まらせ、思考を
奪います。
思考が奪われるということは、行動が
止まるということです。
行動が止まるということは時間の流れ
が止まることでもあります。
恐怖で足がすくんでその場から動けな
いなんてことありますよね。
これと一緒です。
恐怖の原因が「なにか」わかると行動
することで恐怖から逃れられることが
出来ます。
だから恐怖を感じた時は
まず「わからないから怖いんだ」と
自分に認識をかけて下さい。
恐怖とは戦わない
私はホラー系のエンターテイメントが苦手
です。
何が出てくるか
わからないという
怖さで、映画の
スクリーンや
テレビの画面が
見れません。
わからないと落ち着か
ないという理由で推理
小説も苦手です。
ネタバレと言われよう
と犯人が分かっている
中で安心して読書した
いです。
推理小説、謎解き大好きの夫に、いつも
夫に笑われてしまいます。
でも、私にとって「わからないこと」が
恐怖でありストレスでもあります。
気持ちも落ち着きませんし、いつ何があ
るのかという方が気になってしまい、
ちっとも楽しめないのです。
ドキドキを抑えてなんて器用なことは
できませんし、抑える方にエネルギーを
使うことで話の内容に集中できなくなる
のがすごく嫌なんです。
私が怖がりなせいも
あるのですが(笑)
この気持ちが
わかるという人も
いらっしゃるのでは
ないでしょうか?
恐怖に打ち勝つ方法は平常心を保つこと
でも、ブレないメンタルを創り出すこと
でもありません。
自分が「なに」に怖がっているか、
それをわかるだけなんです。
いくらメンタルを鍛えたところで
怖いものは怖いです。
緊張もします。
「慣れて」緊張しなくなるという
事もありますが、初めてのことなどは
大抵の人は緊張するでしょう。
最近はクライアントさんから
オンライン講座とか
ドキドキしちゃう
んですよね・・・。
ブログでこんなこと
書いてもいいの?
ってちょっと
ドキドキしちゃい
ます。
という、「恐怖体験」をご相談され
こともあります。
手のひらに
「人」って
3回書きますか(笑)
なんて冗談をいうこともありますが
「恐怖」を口にできるクライアント
さんの方が、恐怖を楽しみに変える
確率が高いのも確かです。
なぜかというと恐怖と戦わないから
です。
恐怖を口に出せるということは
自分の状態を実は冷静に観察できて
いることです。
言えずに、自分が恐怖を感じている事
すら気がつかずにがむしゃらに頑張った
り、恐怖をねじ伏せようとすると、
そちらにばかりエネルギーがとられてし
まい必要なことを見逃してしまうでしょ
う。
恐怖はわかってしまえばどうというもの
ではありません。
大切なのは恐怖と戦うことではなく
恐怖が自分のどこからきているのか
知る事です。
原因さえわかれば後は解決するだけで
す。
恐怖は受け入れない
よく苦手なものや恐怖の感情を
受け入れれば大丈夫と言います。
でも、もともと受け入
れられないから、苦手
であり、恐怖の対象
なんですよね。
いくら自分に
「怖くない」
「大丈夫」
と言い聞かせたところで、それは顕在意
識で恐怖を抑え込もうとしているだけで
す。
潜在意識では苦手だと感じていたり怖い
と感じたままです。
潜在意識を動かし書きかえるのに大切な
のは感情です。
つまり「苦手」「怖い」という感情が
あなたの潜在意識を創り上げています。
なぜ、私は「それ」を苦手としている
のか?
どこに恐怖を感じているのか?
しっかりと自分に問いかけてみて下さ
い。
そして、その答えは本当にあなたの中
から出てきたものか、そうでないのか
しっかりと自分に問いかけてみて下さい。
例えば、先ほどのオンライン講座で
感じる恐怖は
- 失敗したらどうしよう
- 上手くオンラインセッティングできるかな?
- きちんと相手に伝わるかな?
- 画面共有を失敗しないかな?
- 参加者が楽しんでくれるかな?
という気持ちの表れです。
なぜ、そう思うのか?
それは、失敗したくないという気持ちや
いい講座をお届けしたいという気持ち、
そして、その奥には
・参加者に「ダメな主催者」と思われる
かも?
・参加者が離れていくかも?
・参加者が満足してくれないかも?
という気持ちが隠れています。
これは、あなたの中にある価値観として
- ヒーラー、コンサルは完璧でなければ
ならない - 人に教える立場なんだから間違いは
許されない
というものがあるのでしょう。
それが恐怖となり、制限というものに
なり、あなたの思考や行動を止めてしま
います。
この価値観がある限り、いくらあなたが
頑張って恐怖を受け入れようと
「私は怖いんだ」
「大丈夫、怖いのは緊張しているから」
「誰だって怖いわ」
とアファメーションをつぶやいても
怖さは消えません。
あなたの中の価値観を
・失敗したらやり直せばいい
・共有できなくても講座の価値は変わらな
い。
・失敗しても参加者は離れない
・講座の価値と参加者からの評価は
別だ
と書き換えることで、恐怖は消え
今以上にリラックスした素晴らしい
オンライン講座を開催できるでしょう。
恐怖は受け入れることは、自分自身の
感情を無視している事にもつながります。
あなたの一番の理解者はあなた自身です。
恐怖の原因を知ることであなた自身に
根深くある価値観に気がつくことが
出来るでしょう。
怖さを知る事は自分を知る事
わからないからむやみに怖がります。
怖がって自分から怖いものを遠ざけてし
まうといつまでたっても怖いままで終わ
ります。
それがブロックとなっていつまでも
あなたの中に在りつづけ、生きづらさの
原因になったり、我慢するきっかけに
変わるかもしれません。
ですが、
何が怖いのか、
どうして怖いと感じるか
という原因がわかってしまえば、怖くな
くなる方法を試してみたり、怖い時はど
うすればいいのかを考えることもできま
す。
怖いと感じることは悪いことではありま
せん。
怖いのに「怖くない」と自分を偽ったり
怖さから目を逸らし、なかったものに
することが問題です。
怖いと感じるのは人間だから当たり前
誰にでもある感情です。
潜在意識を動かすのは感情です。
感情はどれか一つ特定のものだけを
シャットアウトするというわけには
いきません。
恐怖を感じないようにすることは同時に
他の感情を感じないようにすることと
同じです。
どの感情もあなたの未来にはかかせない
大切なものです。
恐怖を感じたのならその正体を知ること
恐怖怖を感じた自分を理解できるように
喜びを感じたのならその正体を知ること
で喜びを感じた自分を理解できます。
「喜ぶことを自分にしてあげる」
そうすることで、自分を好きになり
自分を信じることも出来てくるでしょう。
喜びが幸せに変わるかもしれませんし
喜びの感情はさらなる夢のゴール更新に
必ずつながるでしょう。
自分を喜ばせることをすることで
自分を苦しめる原因にも気がつきます。
あなたを苦しめる原因となっている
価値観や思い込みがわかります。
わかってしまえばあとは外していく
だけです。
苦しみを喜びに変えるだけです。
これが皆さんがよくお話される
「ブロックからの解放」
「潜在意識の書きかえ」
というものの仕組みなんです。
難しいことでも何でもないですよね。
感情を大事に扱うことは自分を大切に
していることです。
だからといって自分勝手にふるまうこ
とや感情に任せて行動することとは
全く違います。
なのでそんなに怖がらずに自分の感情を
しっかりと感じて下さい。
もし、感情を感じることに抵抗があった
り自分の感情をオープンにすることに
抵抗がある人は、感じた感情が自分の
身体のどこでどんな風に感じるのかとい
うことをしっかりと理解しましょう。
感情と現実社会(身体)は直結していま
す。
感情がそのまま表れるのが身体です。
緊張しているのなら体は固いでしょうし
力み過ぎなら肩が上がっています。
リラックスしているのなら緩んでいる
でしょうし、イライラは胃腸や肌に影響
してきます。
感情はコントロールするものではありま
せん。
感情を理解することで自然とあなたの中
になじんでいくものです。
恐怖を感じる感情はコントロールでは
抑えることは出来ません。
恐怖の原因を知り、なぜ怖いと感じるか
を知ることで、あなたの中の恐怖は
あなたを生きやすくするためのツールに
変化していくでしょう。
未来選択ヒーリングコーチ。 新潟市秋葉区在住。
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