ヒーラー、セラピストとクライアントの大切な境界線の話
あなたがヒーラー、セラピストや
カウンセラー、コーチといった
職業を選んだということは、
少なからず
- 誰かを救いたい
- 助けになりたい
という気持ちがあったからだと思いま
す。
そして、今度は私が
何かお手伝いできること
あるのならと思ったのがきっかけです。
でも時に、クライアントの一から十まで
寄り添いすぎて、疲れ果ててしまってい
るヒーラー、セラピストの方も少なくあ
りません。
あなたはクライアントとの境界線を
きちんと引いて接していますか?
もくじ
ヒーラー、セラピストはどこまで「寄り添う」のか
クライアントの抱えている問題を解消す
る手助けをするためのアプローチの方法
はそのヒーラー、クライアントの数だけ
あるでしょう。
そしてヒーラー、セラピストは自分が
最も得意とし、自信を持ち信頼している
感覚をもって様々な方法でクライアント
とかかわっているでしょう。
私がヒーリングで扱うものは
自分とクライアントのエネルギー
(情報)です。
言い換えれば
個人のエネルギー
領域を扱う
お仕事です。
潜在意識にすんなりとアクセスできるよ
うに言葉というエネルギーをつかいなが
ら潜在意識を巡る旅のサポート役をして
います。
クライアントがしっかりとご自身の潜在
意識の情報を捉えられるように、そして
情報空間の中で自由に解放され、大切な
ことを持ち帰ることができるように
注意深く扱っています。
カードセッションなら、エネルギーと
いう目に見えないとても抽象度の高いも
のをカードという現実的でとても分かり
やすい状態にして、しっかりと今の状態
をクライアントが認識がかけられるよう
にお伝えしています。
カードから情報を読み取り、伝えていく
のはトランスリミッター(伝達者)とし
ての役割が大きいでしょう。
と言ってもいいかも
しれません。
他にもアロマオイルなどのツールを
使います。
ヒーリング中にメッセージという形
をとりクライアントに情報を伝える
こともたまにあります。
ただ、私はクライアントがどんな状況で
もご自身で必ずきちんとメッセージを受
け取れると思っているのでメニューとし
てはいません。
扱っていることに
は変わりません。
そして、ヒーラー、セラピストもツール
のひとつではないのかと私は思っていま
す。
良い悪いにかかわらず、クライアントの
持つエネルギーはとてもパーソナルで
大切なものです。
「ブロック」だからとむやみやたらに
いきなり全部、ヒーリングで取り除こ
うとするヒーラー、セラピストも大勢
います。
ですが、「ブロック」だと認識しそれを
取り除くかどうか決めるのはあくまでも
クライアント自身です。
ヒーラー、セラピスト側からみたら
「不必要」だと思うものも、クライアン
トにとってはまだまだ必要だというもの
もあるはずです。
そしてどうやってブロックを解消する
のか決定するのもクライアントです。
今は不必要だったり使いこなせない
情報もクライアントの生き方次第で
いずれ必要になってくるという
情報もあるのです。
私がヒーラー、セラピストとして
クライアントすることは
クライアントがご自身の力でなり
たい自分になるために、必要なこ
とを知るお手伝いをすること
そして
クライアントがご自身で望む未来
を選択し、作り上げていけるとい
うことを知ってもらうお手伝いを
すること
決めています。
その領域からしゃしゃり出ないことを
気を付けています。
その領域を超えて何かをすることは
クライアントをコントロールすること
にもなる可能性があるからです。
クライアントの人生はクライアント
自身ものです。
ヒーラー、セラピストはその領域まで
介入してはいけないものだと思ってい
ます。
クライアントに寄り添うと言っても
いろいろな距離感があるでしょう。
施術の方法が違えば、クライアント
にかけるアクションの方法も様々で
しょう。
いずれにしても、ヒーラー、セラピスト
という領域を決して超えずにエネルギー
というものを扱うことはとても自制心を
求められることでもあります。
クライアントが自分の人生をどう生きて
いきたいのかということに寄り添うのが
一番大切なことなのではないのでしょうか。
クライアントの気持ちを無視して
ヒーラー、セラピストの思い入れだけで
「楽にしてあげたい」と何からなにまで
勝手にセッションを進めていくのは
とても危険なことです。
て楽になります。
ブロックは必要な
いものなので手放
してしまいましょ
う。
こう話をするヒーラー、セラピストは
多いのではないのでしょうか。
- ヒーラー、セラピストの一方的な思い
込みではないのか - クライアントの潜在意識に秘められた
願いはなんなのか - その気持ちにどれだけ注意深く寄り添
うことができるか
この心構えがヒーラー、セラピストには
必要なのではないのかと思います。
ヒーラー、セラピストが影響を受けないために
ヒーラー、セラピストの中には
「私は敏感でネガティブを受けやすいか
ら」ということを言う方がいます。
ヒーラー、セラピスト
として大切な感覚の
一つだと思っています。
ただそれは時として諸刃の刃になってし
まう可能性を大きく秘めています。
クライアントの状態にいちいち共感し
自分のことと同じように感じていたら
自分自身もボロボロになるでしょう。
セッションの始まる前にきっちりと
自分を守るフィールドを作ることは
基本だとは思います。
それでもセッションはエネルギーの
やり取りであり、気力も体力も使う
ことにはかわりありません。
なのに、セッションの度に疲れ果てて
いたり、いつまでも終わったセッション
の内容を考えたりしていては、休まる
暇もないでしょう。
きちんとフィールドをつくり、ヒーラー
セラピスト自身を守るように気を付けて
いても、セッションの度に疲れ切って
いるようなら、その守り方が甘いので
はないか一度気にしてみてください。
もしくは自身が作ったフィールドを
乗り越えてクライアントの境域に入って
いないかセッションの内容やセッション
後のかかわりを振り返ってみてください。
よく、
「今回のクライアントの問題はヒーラー
セラピストの問題とリンクしていて
ヒーリングをしながら、私にも必要な
セッションでとても勉強になりました。」
というような内容をブログに書いている
ヒーラー、セラピストもいます。
わからなくもないです
セッションになることもあるから
です。
ただ、クライアントはお金を払って
ヒーラー、セラピストの人柄や持って
いる技術を信じて訪ねてきてくれます。
セッションをヒーラー、セラピストの
学びの場だったと言うのはとても
失礼なことなのではないのでしょうか。ヒーラー、クライアントが未熟だから
と言い訳することは決して許される
ことではないと私は思います。
自分自身の人生の学びのためにも
などとヒーラーになったきっかけ
を話す人もいますが、それもクラ
イアントに失礼な言い方です。
クライアントはお金を払ってあなたの
学びのために来るわけでは決してあり
ません。
すくなくとも、プロです。と名乗りお金
をいただいているヒーラー、セラピスト
であるのならば、学ぶ場所はセッション
の場ではないことくらいわかるでしょう。
ヒーラー、セラピストはあくまでも
対等な立場です。
- 救うものと救われるもの
- 助けを求めているものと
助けるもの
という関係性ではありません。
ている「セラポン」
は「寄り添うもの」
という意味がありま
す。
ヒーラー、セラピストはクライアントに
寄り添うものという意識を忘れずに
そして、クライアントのもつ最大限の
力を信じるものとして、きちんとクライ
アントとの関係性を築き上げていくこと
が大切なのではないのかなと思います。
ヒーラー、セラピストが境界線を守ることはクライアント自身を守ること
ヒーラー、セラピストの中には
セッションの時間外にもクライアント
と友達のように仲良くしたり、クライ
アントとの食事の最中に愚痴とも相談
ともつかない話を聞いている方がい
らっしゃいます。
仲良くしたり
食事をすることも
あります。
その時はあくまでも「友人」という関係
性で一緒に時間をともにしています。
セッションの時間外でもクライアント
とセッション中と同じ関係性が続いて
いたり、セッションの続きのような話
をすることは、いつまでもヒーラー、
セラピストとクライアントの関係性が
続いている状態になっています。
これはともすると、お互い共依存に
発展する可能性も出てきます。
クライアントがヒーラー、セラピストの
力に魅せられ盲目的に信じすぎてしまう
ことはよくあります。
ヒーラー、セラピストの言うことが自分
にとって正しく、そのとおりにすれば
幸せになれると錯覚してしまうからです。
そう思わせてしまうのには
ヒーラー、セラピストにも問題があるの
ではないのかなと思います。
ずいぶん前の話にはなりますが一時
情報番組を賑わせたお笑い芸人のオセロ
の中島知子さんと自称占い師の女性の
関係はまさにそのようなものだったので
はないのでしょうか。
洗脳を解くという方法も
話題になりましたよね。
どうしても、ヒーリングやセラピーで
抱えている問題が解消されるとクライ
アントは
ヒーラーって凄い
となりがちです。
あくまでもヒーラー、セラピストは
寄り添うものであってそれ以上でも
それ以下でもありません。
クライアントはきちんとご自身の抱えて
いる問題を自分がどうしたいのかという
ことを知っています。
きちんと潜在意識の中で一番最適な解決
の方法を知っています。
クライアントから出てくる答えや決定を
決して判断せず、そのままの形で受け入
れ、必要に応じてクライアント自身の
潜在意識に渡すことがヒーラー、セラピ
ストの仕事の一つです。
そして決してクライアントに依存させな
いようにするものヒーラー、セラピスト
の仕事の一つです。
ヒーリングやセラピーの最中に
クライアントが感じる
- 受け入れてもらった
- 認めてもらった
- 褒めてもらった
- 共感してもらった
- 理解してもらえた
という気持ちは、傷ついている心を癒す
には大切です。ただそれがクライアント
の承認欲求に繋がると
だけが私のことを
わかってくれた。
と依存しがちになることもあります。
だからこそ、きちんとヒーラー、セラ
ピスト側が境界線を作り上げセッショ
ン中とそれ以外の関係をきちんと分け
ておくことがお互いのためにとても必
要なことになります。
はなくヒーラー、セラピス
ト自身を守ることでもあり
ます。
場合によってはセッション中以外は悩み
事を聞かない、聞かれても答えないとい
う姿勢をクライアントにきちんと示して
行くという姿勢も必要なのではないのか
と思います。
クライアントに対して1人の人間として
100%その存在を信じる気持ち、
そして同じように自身の存在を
100%信じるという気持ちがあれば
自然とクライアントとヒーラー、セラ
ピストとの間に正しい境界線を引く
ことが出来ると私は思っています。
未来選択ヒーリングコーチ。 新潟市秋葉区在住。
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