コロナ離婚!したい妻、気づかない夫

全国的に緊急事態宣言が解除され
少しづつ生活にも動きが出てきたご家庭
も多いと思います。

この自粛期間によく目にした言葉に
「コロナ離婚」があります。

STAY HOMEで見えてきた家族の関係
思い当たることありませんか?

もくじ

亭主元気で留守がいいは本当?!

昭和のCMでこんなセリフがありました。

「亭主元気で留守がいい」

鈴木
これって結構奥様の
本音をずばり簡潔に
あらわしていて
とても衝撃的でした。
そしてみんな共感した
セリフです。

一生一緒にいたいという気持ちで結婚し
たはずなのになぜ
「元気で留守がいい」と思うような間柄
になってしまったのでしょうか。

答えはとても簡単です。

我慢ばかりして夫から大事にされて
いないと感じた出来事が積み重なった
結果です。

大事にされないと感じることというのは
なにかおおきなケンカが原因とかいうわ
けではありません。

もちろん、それも充分原因の一つです。

そうではなくむしろ日常の些細な出来事
の積み重ねです。

些細な我慢とはあなたのお願いごとを
パートナーが聞いてくれないことです。

例えば

  • 食べた食器を片付けて欲しい
  • 靴下を脱ぎっぱなしにしないで
    欲しい
  • 使ったものは元に戻してほしい
  • 電気は消してほしい
  • スマホをしながら話を聞かない
    で欲しい

あなたのこの願いを夫から適当に
あしらわれたり、面倒くさがったそぶり
をされたら、あなたは無意識で
「大事にされていない」と感じてしまう
でしょう。

もちろん、パートナーが忙しかったり
苦手だったりして出来ないこともある
でしょう。

でも、それなら例えば、
「他の事ならできる」
とか
「これは無理だから別なことをする」
という代替案を夫側から提案してくれる
かもしれません。
他にも
「話を聞いてくれる」
「きちんと考えてくれている」と思う
ことができるでしょう。

でも、あなたが何度言っても守っても
らえなかったり、やってもらえなかっ
たり、挙句に

しつこい

だの

気づいてるなら
やってくれれば
いいじゃん

なんて言われたら途端に
お願いする気もなくなってしまいます
よね。

こんな些細なことが積み重なってし
まったせいで、気が付いたら
「亭主元気で留守がいい」の
夫婦の関係が出来上がってしまうわけ
です。

女は我慢するのが当たり前?

よく夫婦仲をうまくいかせるコツを
紹介しているコラムがありますが
その中の代表的な言い回しにこんな
物があります。

カウンセラー
夫は手のひらで転がして
コラムニスト
夫を教育して

これを読むたびに私は思うんです。

鈴木
いい年の成人男性を
なんで教育しなきゃ
ならないんだ

義実家で家のことを何もせずに育ってき
た男性を、妻であるというだけで一から
家事も育児も仕込まなければならない
わけ?ってイライラしちゃいませんか?

夫が自分と同じレベルの家事や育児と
まではいかなくても、最低限自分のこと
を自分でしてくれるだけいいのに、
なぜそれすらも「お願い」しなきゃなら
ないわけ?ってうんざりですよね。

今は家電も機能が充実しています。
洗濯ならボタン一つで乾燥までしてくれ
ます。

他にも食洗器もありますし、お部屋を自
動でお掃除してくれるロボットもありま
す。

それすらもしないで妻に任せっきりの夫
を一から家事を仕込めというのは本当に
面倒くさいことこの上ない作業ですよね。

夫が家事や育児をするたびに

鈴木
「ありがとう」
「助かったわ」

なんてお礼の言葉を言いましょうなんて
言われても、実際毎日やっている私たち
はやって当たり前。

感謝の言葉もなければ、時には気に入ら
ないと文句を言われる始末。

鈴木
これじゃあ
「亭主元気で」って
なりますよね。

結局、令和の時代になっても
結婚した女性は昭和の「おしん」の
頃と何一つ変わらない状態です。

ましてステイホームで家にいる時間が
長く、食事の支度や子供の面倒を見るの
は女の役目、テレワーク中は仕事中など
と言いきって何もしない夫を見ると
「この人仕事できないんだろうな」って
思っちゃいますよね。

思いやりがないだけ?違います!

家事も育児も女性の役目、男は仕事して
稼げはいいなんて思っている男性は
思いやりがないだけでしょうか?

鈴木
違います。

思いやりが決してないわけではありませ
ん。
ただ、あなたがどれだけ家のこと、子供
のことに心を砕き、行動しているのか
知らないだけなんです。

コロナウイルスでの外出自粛中でも
出かけようとする夫は
あなたがどれだけ毎日の消毒やうがい
手洗いを徹底しているのか見ていないか
ら知らないのです。

だから
「自分が誰かに移したら」
「自分がもし、罹患したら」という
イメージも全くできないのでしょう。
知らないから

俺は大丈夫
移るわけない
ただの風邪でしょう?

などと言ってのけるのです。

それは「今」しか生きてないので
「未来」までイメージすることが
出来ないからです。

ただでさえ男の人にとって「未来」は
夢物語みたいな思い付きの話。
それよりも「今」目の前の楽しみの方が
生きているという実感ができるのです。

おまけに、妻側の苦労もイメージできな
いでしょう。

今までの夫が生活してきた中で夫の母親
が何もかも一人でしてきた人なら、家庭
のことは妻が苦労なくできてと当たり前
に思うでしょう。

「見えない家事」というものがあります。

夫にしてみればトイレットペーパーが
いつも切れないのも、シャンプーがある
のも当たり前。
冷蔵庫にビールが冷えているもの、
歯磨き粉が常にあるのも当たり前。

誰が、いつ、どうやっているかなど思い
つきもしないでしょう。
自分がいつも不自由なく快適に暮らせ
いるのかは誰かのおがげとは思っていな
いでしょう。

オートマテックな感覚に近いのかもしれ
ません。

だから自分の体調不良には敏感に反応す
る癖に、自分以外の人の体調不良は文字
通り他人事です。
自分が不快だったり不自由がなければあ
とはどうでもいいことです。

むしろいつものような当たり前の快適な
生活が過ごせないのは体調不良をおこし
たあなたの責任くらいに思うことがある
かもしれません。

すべては自分の快適さが優先。

こんな夫に家事や育児の大変さをいくら
訴えても、理解できないのは当然です。

経験をしたことがないのでイメージは
出来ても、しょせん「母さんはやってた」
というイメージどまりです。

こんな夫に一から家事や育児を教えるに
はまず、どれくらいあなたが日ごろから
やっているのか書きだして可視化するし
かないでしょう。

でも、いくら可視化したところで夫側の
意識が変わらなければ

大変だったんだ。
これからは俺も気が付
いたら手伝うよ

で終わりでしょう。

そして夫は永遠に気が付くことも
なければ手伝うこともありません。

夫が自身が不快で不自由な思いを何度も
繰り返すことでようやく
「やらないと生活が不自由だ」と
動くようになるまでには何年もかかる
かもしれません。

そこまではあなたと夫の我慢比べのよう
な状態かもしれません。

たまりかねてあなたがまた、同じように
家事や育児をこなしてしまえばいつまで
たっても夫が「気づいたら」という場面
はこないでしょう。

思い切ってシャンプーを別にして夫の
ものがきれてもほっておく。
自分のシャンプーは使わせないように
片づけておくというくらいのことをしな
ければ気が付かないかもしれませんね。

遅かれ早かれ

今回のことで夫側の危機管理の甘さや
自分勝手、自己中心的なところが露見
してしまった夫婦関係はきっとそう
遠くない未来では関係性が変わってい
くでしょう。

離婚という未来を今すぐには選らばなく
ても、いづれはと考える人も多いでしょ
う。

もちろん、絆が深まり、夫の危機管理
能力や頼りがいに惚れ直した人も多いで
しょう。

どちらにも言えることですが、これは
今回のコロナウイルスがきっかけになっ
ただけに過ぎないということです。

常日頃から不満があった夫婦はそれが
今回のお互いの言動ではっきりと表面化
してきただけだということをしっかりと
受け止めて下さい。

あなたにとって家庭で一緒に過ごす数時
間の夫は「あなた」の夫の顔。

会社で部下に指図を出したり会議をまと
める夫は「社会の中」の夫の顔。

どちらも夫には変わりがありません。
その夫が見せる顔があなたにとって好ま
しいものであるかどうかはあなた次第で
しょう。

家ではのんびり優しい夫が会社では部下
や同僚に対してとても横柄な態度だとい
うこともあるでしょう。

逆に同僚や上司から頼りにされ、仕事を
任される夫を知り、どうして家では同じ
ように気遣うことができないのか
イライラする人もいるかもしれません。

家庭と仕事の両立ではありませんが
夫が求めているもの、夫が求められてい
るものが環境や周囲の人間によって違う
ので言動や行動が違っていても仕方がな
いと思います。

ただ、どんな場所で誰といても言葉遣い
やちょっとした気遣い、どんな小さなこ
とでもお礼や感謝する気持ち。

そして相手を思いやり、イメージするこ
とは人として共通することではないで
しょうか?

この価値観が大きくずれている夫婦関係
は一度、立ち止まってこの先二人で生き
ていくために必要なことはなんなのか
しっかりと確認したほうが風通しのいい
夫婦関係が長く続くはずです。

この話し合いさえできない夫婦関係なら
この先の二人で一緒にいるという未来の
イメージはしづらいのではないでしょう
か。

その先に待っている未来はもしかして
あなたの望む未来ではないのかもしれま
せん。

もし、未来を変えたいのであれば今すぐ
にでも、関係性を変えるために
あなた自身にとって本当に心から望むも
のはなんなのか自分に聞いてみることを
お勧めします。

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